「孤独」になっても「孤立」はしない

最近は、多少の疲れを感じてもジムで汗を流したほうが、疲れが楽になるので、迷ったらジムへ行くという好循環が生まれています。

昨日の夕方18時のジム。

いつもは数人の利用者がいますが、昨日は私一人の貸切状態。

普段はマシンで鍛えている他の利用者がいるとそれに刺激を受け、自分も頑張るぞと気合いが入るものです。

ただ、一人だけの空間もそれはそれで居心地が良く、集中できる環境でした。

では、この環境がずっと続いたらどうか。

だんだんと孤独を感じて、しまいには飽きてしまい、刺激が欲しいと思うでしょう。

大好きな釣りでいえば、自分一人だけの海岸でする釣りも好きですが、仲間や同じ釣り人がいる中で、周りを意識しながら、刺激し合ってする釣りも違う楽しさがあります。(ストレスになる時もありますが……。)

仕事で言えば私は、ひとり経営者、ひとり税理士なので、何時に、どこで、誰と何の仕事をするか、周りに比べればかなり自由にできます。

その分プレッシャーも強いですが。

「経営者は孤独である」と言うフレーズがあります。

多くは悩みとしてだと思いますが、むしろ「経営者は孤独になれ」と推奨されていることもありますね。

私は、開業前にある雑誌で、経営者は「孤独になっても孤立はするな」という記事に感銘を受け、それをいつも心に留めています。

孤独と孤立の言葉の本当の意味というよりは、

「孤独は、自分で選んでなるもの」

「孤立は、人に頼らずなってしまうもの」

というニュアンスでした。

経営者は、大きな覚悟と責任をいつも背負っているわけですので、従業員とは立場が違うので孤独になることはあります。

でもそれは、周りに影響を与える圧倒的なパワーであったり、従業員を信頼して任せて見守るというような経営者として必要なことなので、悪いことではありません。

こういう経営者の方には、そのことを理解し、いつでもサポートしてくれる人が周りに常にいます。

一方、人の言うことを聞かない、人に頼らない、他人のせいにする、自分の意見だけを主張するといった経営者は、だんだんと周りから人が離れていき、気づいたら自分ひとりになっている孤立している状態になってしまいます。

私もひとり経営者、ひとり税理士として孤独を感じることはまあまああります。

従業員もいないので、顔を合わせるのは家族だけという日もあります。

ただ、お客様や取引先、先輩や仲間、地域の人とのつながりは大切にしています。

合わない人と無理につながりを持ってはいません。なのでストレスになりません。

日々、どんな状態か、何に喜んでくれるか、何を求めているか、何に困っているかをイメージしているだけで、会った時や連絡を取った時に、自然に相手の中に入っていける感覚です。

もちろん普段は相手に伝わっているわけではないので、私から連絡することもあれば、相談や助けを求めることもあります。

そうすることで、”孤独”を感じることはありますが、”孤立”しないようにしています。

経営者として、主体的になることは大事です。

合わせて相手を理解した上で、自分を理解してもらうことも一緒に習慣化していく必要があると考えています。

経営者としてではなく、一人の人間としても同じなのかもしれません。

人として生きている以上、他人と共に生きることは避けられないのですから。

それでは、また。

 

 

 

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