少し行動範囲を広げて、自分を知らない人に会ってみる

今日は、新規の法人顧問のご面談で事務所から少し離れた座間市へ行ってきました。

私が業務エリアとしているのは、藤沢市を中心とする神奈川県全域ですが、座間市で仕事をするのは初めてでした。

私自身、できるだけ営業エリアを広げずに生まれ育ったところや土地勘があるところ、

住んでいる地域のお客様と仕事をしたい、その方が地域に根づき、より気持ちが入ると考えていたのですが、今回は普段の行動範囲から広げて、私の中のフィルタを少し外してみることにしました。

きっかけは、最近自分の思い描いていたものに縛られすぎていたということがあるかもしれません。

お客様が税理士を選ぶ上での条件に、会社や自宅の近くがいいという方が多い印象です。

確かにその方が何かと安心で便利ともいえます。

最近では時代の流れもあり、対面やリモートができればエリアは気にしないという方もいます。

税理士の顧問契約は、一旦締結すれば余程のことがない限りは継続されることがほとんどです。

そうなると5年10年さらにその先の長いおつきあいになります。

5年10年経つとかなりの深い関係になるので、いい意味の慣れも出てきます。

長いお付き合いができるということはそれだけ信頼関係があるわけですが、新鮮さという意味では、薄れていくのは当然でしょう。

一方で、ごく稀にその信頼関係が崩れてしまうことがあります。

今日お会いした方は税理士の変更を検討されているということでした。

理由はここでは省きますが、私は自ら動いて税理士を変えたいと思うことはいいことだと思っています。

現税理士が紹介状を書いて次の税理士を紹介してくれることはほぼありません。

本業での傍ら自分で税理士を探して面談までしなければなりません。結構な労力を使います。

それが嫌なので最低限の仕事さえしてくれれば良いと我慢している方もいるようです。

確かにお客様の立場になれば自分のお金や財産を把握している人をまた一から探すのって面倒だと思います。

ですが、今日お会いした方には、これをきっかけに折角ですからいろんな税理士に会ってみてくださいとお伝えしました。

もちろん最終的に私と契約していただけたら嬉しいですが、世の中どんな税理士がいて、どんな考えで仕事をしているのか聞ける良い機会だからです。

もしかしたら今の税理士が割と普通だったので変更する必要ないと認識できる機会になるかもしれませんし、もっと良い税理士に出会えて、人生観が変わるチャンスかもしれません。

これも全ては、普段会わない人に会って見ることの行動力があってこそです。

慣れた深い関係の方と長くお付き合いをすることも大事ですが、少し行動範囲を広げるだけでそうでなければ会えなかっただろうという人にも会えるチャンスがあります。

それがまた新鮮ですし、自分を知らない相手に自分のことを話すので信念や軸を改めて確認することができます。

そういう意味では、今日お会いした方と私は、今日の出会いはWin-Winの関係であったと思います。

今回私が感じたことは、あまり自分の概念や軸に囚われすぎず、悩んだら少し行動範囲を広げて自分を知らない人に会って見るだけで、得るものがたくさんあるということでした。

それでは、また。

 

 

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