夜の太刀魚釣りに行ってきました。
普段太刀魚を狙った釣りはやらないのですが、
時期的にしかも夜限定で釣れているとの情報を入手。
横浜の本牧埠頭海釣り公園まで行ってきました。

夕方6時過ぎでしたが、なんとか一匹釣れました。(アジも一匹)
翌日、炙りにして家族でいただきました。
最高でした!!海の命に感謝いたします。
さて、普段私は小規模企業の社長を相手に経営戦略について、サポートをさせていただくことがあります。
小規模企業の経営を成功に導く鍵は、「会計」の中にあると言っても過言ではありません。
会計は単なる税務申告のためではなく、会社の「体力」と「実力」を測る経営の羅針盤です。
社長が特に注視し、定期的に点検・改善すべき項目を「営利性(稼ぐ力)」と「健全性(倒産しない体力)」の2つの視点からお伝えいたします。
1. 営利性の視点:利益を生み出す「実力」の評価
営利性とは、会社がどれだけ効率よく利益を生み出せているかという「稼ぐ力」です。
特に、従業員の生産性を測る「一人あたり」の指標は、小規模企業にとって最も重要な成長戦略の鍵となります。
(1) 労働生産性のチェック
従業員一人ひとりが、どれだけの利益を生み出しているかを測ります。
労働集約型のビジネスモデルが多い小規模企業にとって、この指標の改善がそのまま利益の拡大に直結します。
1人あたり粗利益: 売上から原価(建設業・製造業の労務費は除きます)を引いた「本業の付加価値」を測る指標です。
- 目標: 800万円以上
- 改善の視点: 原価率の改善(仕入れ交渉、歩留まり向上)、高単価な商品・サービスへのシフト。
1人あたり営業利益: 粗利益から販管費(人件費、家賃など)を引いた「本業で残る利益」です。
- 目標: 50万円以上
- 改善の視点: 販管費の削減(無駄な経費の見直し)、営業効率の向上、賃金設定の適正化。
1人あたり経常利益: 本業以外の収益・費用も加味した「会社の総合的な収益力」です。
- 目標: 80万円以上
- 改善の視点: 営業外収益の確保(不動産活用など)、借入金利の低減。
2. 健全性の視点:危機を乗り越える「体力」の評価
健全性とは、倒産しないための財務基盤がどれだけ強固かという「体力」です。
特に、突発的な資金需要や景気変動に耐えうる「自己資本」をどれだけ蓄えているかが命綱になります。
(1) 財務基盤のチェック
会社が持つ真の体力を測り、金融機関からの信頼度を測る指標です。
1人あたり純資産: 会社の資産から負債を引いた「正味の財産」を従業員数で割ったものです 。
これは、社長が会社や社員のために築き上げた財産の大きさとも言えます。
これが高いほど、社員は安心して働け、会社は大きな投資にも踏み切れます。
- 目標: 600万円以上
- 改善の視点: 毎期の利益を着実に内部留保すること、借入金(負債)を計画的に返済すること
自己資本比率の期間推移: 総資産に対する返済不要な自己資本の割合です。
この数字が高ければ高いほど、借金に依存しない安定経営ができている証拠です。
(2) 資金繰りのチェック
利益が出ていても、資金が底をつけば会社は倒産します。これが「黒字倒産」です。
- 3か月先までの大口支出予測と資金計画: 納税や設備投資など、大きなキャッシュアウト(支出)を事前に把握し、資金繰り表に落とし込むことが必須です。
- 現金残高の確認: 最低でも月商の3か月分以上の現金を確保し、不測の事態に備えます。
- 資産の実在性: 特に売掛金(回収の見込み)、在庫(不良在庫になっていないか)など、資産が本当に現金化できるものかを確認します 。
これらの原因を特定し、具体的に「いつまでに、誰が、何を改善するのか」というアクションプランに落とし込むことが、社長の最も重要な役割です 。
小規模企業の社長は、これらの「営利性」と「健全性」の指標を常に意識し、守り(健全性)と攻め(営利性)のバランスを取ることで、持続的な成長を実現できます。
自社の経営戦略についてご相談がある方はぜひコーチ型コンサルを手法とする弊所に一度ご相談ください。
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