農業経営アドバイザー試験に挑戦してみよう!!

今日は、会社の決算作業で、久々に難解な処理にでくわし、調べる時間でほとんどが過ぎました。

ようやく方向性を見出せました。

途中で誤った処理をしていることがわかったので、結果オーライ。

またこの経験が次に活きると思っています。

ひとり事務所なので、誰かが確認してくれるわけではありません。

そのため、誤りに気づくための網(最新版のチェックリストやQ &Aを準備し、常に更新しています。)はそれなりに用意しています。

思い込みは御法度です。

 

先日、日本政策金融公庫のメーリングリストに登録したところ、「農業経営アドバイザー研修・試験のご案内」が来ていました。

最近、農業について興味があったので調べてみました。

農業経営アドバイザーとは

農業経営アドバイザーとは、日本政策金融公庫が平成17年に創設した農業経営者に対する経営改善支援に必要なノウハウを有する人材育成を通じ、農業経営の発展に寄与することを目的としたアドバイザー制度です。

これまで、農業経営アドバイザーの合格者は6,000名超。

金融機関や各専門家がそれぞれの立場から農業経営を支援するために、活動しているそうです。

受験対象者は、税理士、 公認会計士、中小企業診断士、金融機関職員、その他関係機関・団体職員等。

研修・試験の内容は、

①農業・農村構造と農業政策

②農地制度・農地所有適格法人

③農業簿記・農業税務 (※税理士、公認会計士は免除)

④労務管理

⑤農業マーケティング

⑥農業経営診断・改善の進め方 (※税理士、公認会計士は免除)

農業の特性を理解している税務、労務、マーケティングなどの専門家からアドバイスを受けたい」という農業経営者の要望を受けて、経営への総合的かつ的確なアドバイスを実践できる人材を育成するための研修、試験の内容となっています。

税理士は、2科目も免除なんですね。

それでも試験勉強はそう甘くないかと思います。大変そうです。

公庫が公表している農業経営アドバイザーのリストを見たところ、神奈川県の登録者数は50名弱で、藤沢市は、5人もいませんでした。意外に少ない。。。もっと地方の方に多いのでしょうか。

診断士やJAの職員、税理士の方が多い印象です。

研修・受験費用は、5科目で45,000円。税理士は、3科目35,000円。

試験は、年1回で、受験者数は毎年800人前後。合格率は、50%弱です。

 

志望動機を考えて申し込みました。

試験勉強は大変ですが、未来への投資と考えて申し込んでみることに。

きっかけは、事務所を構える藤沢市亀井野地域にあります。

(以前書いた亀井野地域の魅力です。宜しければ見てください。

藤沢市亀井野地域の魅力を伝えます!! – 税理士清水まもるの「人生を面白おかしく張り切って過ごす」ブログ

藤沢市亀井野周辺は、畑や農地が広がっています。住宅地の中にもありますが、ほとんどが市街化調整区域の農地です。

近隣のJA直売所やスーパーでは、地元農家さんの野菜や果物が売られていて、地元住民の方だけではなく、少し離れたところからも買いに来ている光景を見ます。

まさに地産地消で、地域活性化の一つのモデルと考えています。

一方で、農家さんの高齢化や後継者不足、収益の悪化など農業の縮小に歯止めがかからない状況である相談を受けることがあります。

実際周辺を歩いていると人の手が加えられていない荒廃農地や耕作放棄地も見かけます。

その裏には、経営・お金・相続で悩まれている農家さん、そのご家族の方がいるかもしれません。

今後もそういった悩みや課題が出てくるかと思いますので、周りの専門家の方と連携しながら、地域の持続可能な農業の推進に貢献したいと思いました。

そして、新たな次世代経営者の方と共に農業経営の伴走型支援を行っていきたいと思います。

 

まとめ

農業は、知識だけでなく、技術や経験がものをいう職人の世界であり、特殊な業界であるかと思います。

試験で勉強したからといって、そう簡単には農業経営のお役に立てないかもしれません。

ですが、それを逆手にとって今までの概念にとらわれない経営戦略や販売戦略を提案できるかもしれません。自分で経験してきたことを踏まえながら、農業経営の支援に取り組んでいきたいと思います。

それでは、また。

 

 

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