「共に生きる」―認知症展で感じた、家族で「話しておく」ことの大切さ。

世の中は最大12連休というゴールデンウィーク。

天気にも恵まれた今年の連休、わが家は遠出をせず、

地元・湘南エリアをのんびり散策してきました。

子どもたちが大きくなるにつれて、家族全員で揃って出かける時間は本当に貴重になりますね。

その大切な一日を使って、鎌倉芸術館で開催されていた「認知症世界を歩いてみたら。展」

へ行ってきました。

「物忘れ」だけじゃない、本人のもどかしさ

会場の入り口で、真っ先に目に飛び込んできたのは「共に生きる」という力強い書でした。

「認知症」という言葉は仕事でもよく聞きますが、

正直、本当の意味で「何が起きているのか」はよく分かっていませんでした。

この展示は、実際に認知症になった方へのインタビューをもとに、

その「世界」を体験できるものです。

クイズやスタンプラリーをしながら子どもたちと一緒に回ったのですが、

そこには驚くような発見がありました。

  • 焦点が合わず、真っ直ぐ歩けない。

  • 情報が整理できず、探し物が見つからない。

  • それどころか、「何を探していたか」さえ分からなくなる。

周りがどう理解してあげようか、と考える以上に、

「本人こそが一番つらくて、もどかしいんだな」ということを、

展示を通して肌で感じることができました。

税理士として、家族として、いま思うこと

認知症になると、法的な契約や財産の処分といった「法律行為」が、

どうしても制限されてしまいます。

本人はそこにいて命もある。

でも、自分の思いを法的な形にしたり、周りに正しく伝えたりすることが難しくなる。

これはご家族も大変ですが、自分の意志が届かなくなってしまうご本人が、

何より一番苦しいはずです。

だからこそ「共に生きる」ために、元気なうちに準備しておくことが必要だな、と思いました。

「できること、できなくなることを、あらかじめ家族で共有しておくこと」。

これは単なる財産管理のテクニックではなくて、家族の絆を守るための、

一番優しい「話し合い」なんだな、と感じました。

鎌倉の風を受けて、リフレッシュ!

深いテーマに触れたあとは、鎌倉駅から大仏様を目指してハイキング。

大仏様をしっかり拝んで、そこから稲村ヶ崎まで江ノ電沿いを歩きました。

潮風と新緑を感じながら歩くのは、やっぱり気持ちがいいですね。

脳も体もいい具合にリフレッシュできました。

今回の体験のおかげで、これからのお客様へのアドバイスも、

より親身になってお話しできそうです。

さて、次は東京都心の美術館へ足を運ぶ予定です。

今度は絵やデザインが大好きな子ども自身の未来のために、何かを感じるきっかけになればと。

皆様も、身近な大切な人と、ぜひ「これからのこと」を少しだけ話す時間を作ってみてくださいね。

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