最近、お客様や仕事仲間とお話ししているとき、
ふと気がつくと自分自身が夢中になってしまい、
ついつい熱が入って話しすぎてしまうことがあります。
「何か役立つ情報を提供しなければ」、「お困りごとを早く解決して差し上げたい」
という気持ちが先走ってしまうのですが、
これではどちらが相談に来られたのか分からなくなってしまいますよね。
最近、ちょっと反省しています。
私たちの仕事は、お客様に悩みや課題、不安があることが前提です。
それを解消することこそが自分の役割。
だからこそ、こちらが一方的に話すのではなく、いかに「聞き手役」に徹することができるか。
今回は、自分自身への戒めも込めながら、
専門家としての「聞くスキル(傾聴力)」について改めて考えてみたいと思います。
なぜ、知っている側ほど「話の主体」になってしまうのか
仕事でこちらがサービスを提供する側に立つと、
ついつい自分たちの実績やアピールに一生懸命になってしまいがちです。
もちろん、状況によってはそれが必要な場面もあります。
しかし、私がコンセプトとして掲げているのは、「地域で一番相談しやすい税理士」です。
お会いするお客様は、すでに何かしらの悩みや課題を抱え、
「これをどうにか解決できないか」という切実な思いからスタートされています。
事前に資料をいただいたり、経営の数字を把握したりしていても、実際にお会いしたときには、
まず「今の状況を改めてじっくりお聞きする」ことが何よりも大切です。
どうしても知識や情報を持っている側になると、
「何かを教えなければ」「伝えなければ」という気持ちになり、
話の中心がこちら側に移ってしまいがちです。
でも、コーチングのスキルでも学んだことですが、対話の主役はどこまでいってもお客様。
私たち専門家は、あくまでお客様が行動を起こすためのプロセスを応援する
「サポート役(脇役)」でなければならないのです。
情報が溢れる時代だからこそ必要な「壁打ち相手」
今の時代、SNSやAIの普及によって、誰でも気軽にたくさんの情報を入手できるようになりました。
しかしその一方で、「選択肢が多すぎて、かえって大切な決断を下せない」
という状況に陥っている方も少なくありません。
日々の生活や経営の中で、私たちは毎日のように重要な意思決定を迫られます。
自分自身の価値観や「軸」をしっかり持っていないと、
たちまち周りの波に取り残されてしまう、本当に難しい時代だと感じます。
だからこそ、自分の頭の中を整理するための「壁打ち相手」としての
聞き手が必要とされているのだと思います。
いかに相手に自然に、気持ちよく話してもらい、頭の奥にある本音を吐き出してもらうか。
そして対話が終わったときに、「よし、明日からまたこれをがんばろう!」と
行動する意欲を持ってもらうこと。
それこそが、私の本当の役割だと思うのです。
私が「良い聞き手」であるために心がけている10ヶ条
いつでも、どんな時でも最高の聞き手であり続けるために、
私が日頃から意識している(そして、ついつい熱くなりそうな時に思い出すようにしている)
基本行動が、この「10ヶ条」です。
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相手の話を聞くための「時間」をしっかり作る
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相手の意見や考え方を、まずはそのまま尊重する
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相手がのびのびと話しやすい「環境」を整える
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途中で遮らず、最後までしっかり話を聞く
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こちら側で勝手に「良い・悪い」の判断をしない
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自分が正しく理解できているかを、言葉にして確認する
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主観にとらわれず、客観的な立場で耳を傾ける
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肯定的な表情や視線、温かい気持ちで接する
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会話の途中で生まれる「沈黙」を恐れない
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今、この瞬間の「聞くこと」に全力で集中する
これは会社の経営者様を相手にするときだけでなく、
相続などのご相談で個人の内密な問題に耳を傾けるときも、まったく同じです。
もちろん、人間同士ですから、お天気や体調、お会いする時間帯などによって、
いつでも100%完璧にスムーズにいくとは限りません。
だからこそ、この10ヶ条のような「基本の型」を磨き続けることが、
プロとしての信頼関係を築く土台になると信じています。
価値ある対話をお届けするために
最近特に強く感じるのは、「仕事でお金をいただくということは、
それだけプロとして『良い聞き手』になることと直結している」ということです。
皆さんの周りにも、「この人が相手だと、なぜか不思議と自然に、
気持ちよく本音を話せてしまう」という人がいるのではないでしょうか。
私も湘南台の地で、誰かにとってのそういう存在でありたいなと思います。
つい夢中になって語りたくなったときは、心の中でそっとこの10ヶ条を唱えながら、
今日もお預かりする大切な相談に向き合っていきます。
皆さんは普段、大切な人の話を聞くときに、どんなことを意識されていますか?
P.S. 藤沢で一番の「釣りバカ税理士」への道
ビジネスで「一番相談しやすい存在」を目指す私ですが、
プライベートでも本気で目指している一番があります。
そう、「藤沢で一番の釣りバカ税理士」です!(笑)
実は先日、大磯サーフで念願のキス釣り「つ抜け(10匹以上)」を達成しました!!
通いに通って1年半。
これまでの想いが一気に報われた、本当に嬉しい瞬間でした。
おうちに帰ってからは、海の命に心から感謝して、サクサクの天ぷらでおいしくいただきました。







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