銀行が融資したくなる「強いB/S」の作り方

今週は、今話題の「ちいかわ」の映画を観に行ってきました。

次女と次女のお友達2人の付き添いで「ゆめが丘ソラトス」へ。

開業から2年ほど経ち、どこかゆったりとした雰囲気が心地よいモールですが、

夏休みの土曜日ということもあり映画館は超満員でした!

途中、不覚にも少し居眠りをしてしまいましたが……(笑)。

いやぁ、ちいかわを「ただの子供向けアニメ」だと思って観ていたら大間違いですね。

大人にも深く考えさせる、まさに強者と弱者が存在する人間社会のような愛と憎悪のストーリー。

映画が終わった後、子どもたちがどこかスッキリしない、

複雑な表情を浮かべていたのがなんとも言えず印象的でした。

でも、この「パッと見の印象と、実際に踏み込んでみたときのシビアな現実(本質)には

大きなギャップがある」という感覚……

これって、会社の「決算書」にもそのまま当てはまります。

売上や利益といった表面上の数字(P/L)だけで「うちは順調だ」と判断していたら大間違い。

金融機関が本当によく見ているのは、その奥にある「貸借対照表(B/S)」に表れる

会社のリアルな資金体力だからです。

「目安となるB/Sバランス」を目指す

金融機関から最も高く評価されるのは、ズバリ「現預金 ≧ 借入金(実質無借金)」の状態です。

「うちはまだそこまで届かないよ……」という経営者様も、

まずは以下の「理想的なB/S(貸借対照表)比率」をひとつの目標値として

頭に置いてみてください。

  • 現預金: 総資産の30%以上

  • 純資産(自己資本): 総資産の30%以上

  • 借入金: 総資産の30%

  • 買掛金・未払金など: 総資産の30%

このバランスが美しく整っている会社は、

金融機関から「万が一の不況やトラブルにも十分耐えられる資金体力がある」と判断され、

格付け評価が高まります。

生まれた利益は、「体力づくり」に最優先配分する

売上や利益が改善して手元にキャッシュが残ったとき、

嬉しくなってすぐに新しい設備投資や役員報酬に回してしまうのは禁物です。

融資に強い会社にするためには、利益(改善益)が出たときの使い道に

明確なルールを持つ必要があります。

手元の現預金が先ほどの目安(総資産の30%)に届いていない時期は、

「預金の積み増し」や「借入返済」といった会社の体力づくりを最優先枠に置いてください。

手元の現預金をしっかりと厚くし、「通帳を開いたときに恐怖を感じない安心の土台」を

作ることこそが、次の大きな融資を引き出すための最も確実なステップになります。

「決算前検討会」

金融機関から高く評価される「強い決算書」は、

決算期が過ぎてから偶然生まれるものではありません。

決算日を迎える数ヶ月前の段階で、今期の着地を正確に予測する

「決算前検討会(着地シミュレーション)」を行うことが極めて重要です。

  • 納税額と手元資金(資金繰り)の見える化

  • 金融機関からどう見えるか(評価・格付け)の確認

  • 黒字で着地させるための最終調整や、必要な財務指標・借入返済のコントロール

これらを事前に把握し、決算日よりも前に「今できる打ち手」を実行しておくことで、

金融機関からの評価が高い決算書を意図的に作り出すことができるのです。

まとめ

これまで多くの税理士は、過ぎ去った過去の数字を処理して税金を計算する

「過去会計(財務分析・確定申告)」を主な業務としてきました。

しかし、経営者様が本当に必要としているのは、数字を「次の一手を選ぶための判断材料」

に変える「未来会計(シミュレーション)」のはずです。

当事務所では、経営者様が本当に望む未来(人)を起点に、儲かる仕組み(構造)を設計し、

シミュレーション(数字)を用いて、社長や社員の皆様の幸福(人)へと還元していく

「伴走型サポート(未来会計)」を提供しています。

「金融機関から選ばれる強い財務体質を作りたい!」

「決算前のシミュレーションで、来期に向けた明確な投資計画を立てたい!」

とお考えの経営者様は、ぜひ一度当事務所へご相談ください。

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