先日、年に一度の税理士会の支部別野球大会がありました。
昨年は準優勝で悔しい思いをしたので、
「今年こそは優勝!」とかなり気合を入れていました。
一番の難関は、11チームのトーナメントで
「1日に最大4試合」を戦うというハードな日程です。
昨年は3試合目あたりで足が動かなくなった反省から、
今年は1ヶ月前から走り込みをしてスタミナをつけて臨みました。
場所は高校野球の聖地、保土ヶ谷球場。
順調に決勝まで勝ち上がったものの……結果は、
昨年と同じ相手に完敗でした。
最後まで走り切ることはできましたが、
自分自身も活躍できず、本当に悔しい結果に終わりました。
(あれだけ走り込んだのに、試合後はしっかり1週間筋肉痛でした……笑)
でも、大人になってもこれだけ本気で悔しがれるって、
やっぱりいいものですね。

問題の奥にある「本質」
試合相手や結果をコントロールすることはできません。
けれど、「次に勝つために何を変えるか」を決めるのは自分自身です。
日々の経営でも、「社員が動いてくれない」
「景気が悪いから売上が伸びない」
と悩む場面は多いと思います。
経営指導の第一人者・一倉定氏の言葉に、
「経営者の仕事は、決定すること」という教えがあります。
問題が起きたとき、社員や環境のせいにしてしまいそうになりますが、
本質はそこではありません。
「社長自身が、未来の方針や判断基準を決め切れていないこと」にあります。
数字を集めたり、AIを使ったりして「判断材料」を揃えることは誰にでもできます。
しかし、「決定の責任を引き受ける覚悟」を持つことは、社長自身にしかできません。
戦略は社長、戦術は社員
社長が決めるべきことは、大きく2つです。
-
儲かる仕組みをつくること
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方針を決めて、組織を動かすこと
「会社をどこへ向かわせるか(戦略・方針)」は、社長が決めます。
そして、「どうやって進めるか(戦術・やり方)」は現場の知恵を借りて社員に任せます。
方針を示さずに結果だけ求めるのは「放任」ですし、
社員の顔色ばかりうかがうのは「迎合」です。
意見はしっかり聞いたうえで、
最後の決定と責任は社長が引き受ける。
これが本来の姿です。
税理士の役割は「社長を決定の席に戻す」こと
では、私たち税理士は何をするのか。
答えはシンプルで、「社長の仕事を『決定』に戻すこと」です。
・「感情」と「事実」を分ける 「社員にやる気がない」
「反応が悪い」といった感情を一度脇に置き、
数字や行動の「事実」を整理します。
・選択肢と数字を示して、決断を支える税理士は代わりに決めません。
決める責任は社長にあるからです。
客観的な数字や選択肢を揃えて、
社長が自分でベストな決断を下せるように横で伴走します。
一倉定氏の言葉に、「いい会社とか悪い会社とかはない。
あるのは、いい社長と悪い社長である」という厳しい原則があります。
これは社長を責めているのではなく、
「会社の未来は、社長自身の決定でいくらでも変えられるんだ」という励ましだと
私は思っています。
まとめ
バッターボックスに立ってバットを振るかどうかを決めるのは、
どこまでいっても社長自身です。
日々の忙しさに追われて方針を決める余裕がないときや、
客観的な数字を見ながら次の一手をじっくり考えたいときは、
いつでも壁打ち相手としてお気軽にお声がけください。

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