会社を生かすのは、売上ではなく「粗利益」

先日、家族で森林浴をしてマイナスイオンを浴びようと、

宮ヶ瀬ダムへ行ってきました。

もともとは山梨の昇仙峡へ向かう予定だったのですが、

高速道路で事故渋滞に巻き込まれ、

予定より1時間以上かかりそうだったため急遽行き先を変更。

宮ヶ瀬ダムにはこれまで何度も行っていますが、

大自然の空気はやっぱり最高ですね。

途中で野生の猿や鹿にも会えました。

帰りは、給食のパンをつくっている「オギノパン」に立ち寄って、

名物の揚げパンと黒パンをぱくり。

小学生時代の給食を思い出す、

どこか懐かしい時間になりました。

さて、お腹も満たされたところで、今日はお金のお話です。

日頃、決算書や試算表を見るとき、

真っ先に「売上高」ばかりチェックしていませんか?

もちろん売上も大切ですが、経営において本当に見るべき

一番重要な数字は「粗利益(あらりえき)」です。

どれだけ売上が大きくても、仕入や外注費が高ければ手元には残りません。

売上から原価を引いた「粗利益」こそが、

会社に残る本当の稼ぎであり、

経営のエネルギー源だからです。

会社が払うお金は、すべてこの粗利益から出ています。

  • 社員へ: 給料や賞与

  • 銀行へ: 借入金の利息・返済

  • 社会へ: 税金

  • 会社へ: 将来への投資や貯金(内部留保)

いくら売上規模が大きくても、

粗利が足りなければ給料も払えませんし、

将来への投資もできません。

粗利をしっかり見るための「2つの物差し」

では、自社の稼ぐ力を高めるために、具体的にどこを見ればよいのでしょうか。

おすすめの物差しが2つあります。

①「粗利順」のABC分析リスト

多くの会社は「売上が大きい順」にお客様や商品を並べがちですが、

本当に見るべきは「粗利が大きい順」です。

・上位20%(優良顧客・主力商品):

会社を支えてくれている稼ぎ頭です。

ここに一番の時間と人を集中させます。

・下位20%(手間の割に利益が出ない取引):

赤字だったり、

手間ばかりかかって粗利が残らない仕事です。

価格交渉をするか、場合によっては見直しを検討します。

②「一人当たり粗利益」

会社の健全性を測る、一番わかりやすいバロメーターです。

・損益分岐点の目安:一人当たり 800万円 (目安内訳:人件費 500万円 + その他固定費 300万円

・インフレ下の目標値:一人当たり 900万円以上

「社員1人が年間でいくらの粗利を生み出しているか」を計算してみると、

自社の立ち位置がはっきり見えてきます。

今すぐ取り組める3つのこと

粗利を増やす方法は、無理に仕事の量を増やすことだけではありません。

  1. 粗利率を見直す(自社の強みを活かして適正価格にする)

  2. 粗利を稼いでくれる上位20%のお客様に力を注ぐ

  3. 利益の出ない取引を無理に続けない

まとめ

経営の目的は、単に売上という「見た目の大きさ」を追うことではなく、

「十分な粗利を残し、社員や家族を守りながら会社を続けていくこと」です。

渋滞で目的地を変えても美味しいパンに出会えたように、

数字の見方(目的地)を「売上」から「粗利」へ変えるだけで、会社の景色はガラリと変わります。

「うちの粗利構造ってどうなっているんだろう?」

「一人当たり粗利を一度計算してみたい」

という方は、いつでもお気軽にお声がけください!

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